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ご依頼まで

ご依頼者・・40代男性
傷病・・悪性リンパ腫(血液のがん)

最初は、左眼に小さな腫れ物ができて、イライラ感があったのが始まりだったそうです。

仕事が忙しくてなかなか受診できず、1か月ほどしてようやく眼科クリニックを受診しまし、化膿止めとして目薬と抗生物質を処方されました。

しかし、その後も一向に腫れは引かなかったため、紹介で大きな病院で検査を受けることにしました。
検査後の見立てはクリニックと変わらず、しばらくして腫瘍の摘出手術を受けることになりました。

しかし、手術を控えたある日、背中に強烈な痛みを感じて救急搬送されました。
そして、引き続き入院していると、悪性リンパ腫の診断を受けます。
左眼の腫瘍も、悪性リンパ腫が原因でした。

抗がん剤の点滴を受け始めると眼の腫瘍はひきましたが、抗がん剤の副作用は激しく、関節痛と手足のしびれ、食欲不振、虚脱感で、不眠にも悩まされました。

退院はしたものの、仕事は退職せざるを得ず、家計も危機に陥った頃、障害年金の存在を知り、当事務所へのご相談となりました。

血液検査データに異常値がない?

がんで障害年金を請求する場合、検査数値が重要になります。
ご依頼者からもご提供いただいたのですが、血液検査データには障害年金にかかわる指標となる障害認定基準に定められた異常値があらわれていませんでした。

しかし、ご依頼者が痛みに苦しみ、就労できず、生活を維持できないことに変わりはありません。

悪性リンパ腫の血液データは・・

私たち社会保険労務士は医学の専門家ではありませんので、率直にご依頼者の主治医に相談することにしました。

お医者様も、ご依頼者の状況にご理解を示され、年金請求に全面的なご協力をいただくことができ、悪性リンパ腫は血液データに異常を示さない病気であることを丁寧に教えてくださいました。

年金受給の決定

ご依頼者の症状と日常生活の状況を訴えた請求は、障害厚生年金2級で決定しました。

現在、ご依頼者は、年金受給で生活と心の余裕を少なからず得ることができ、治療を継続しながら、在宅勤務で体力に合わせた就労を始めていらっしゃいます。

ご病気を抱えながら障害年金請求のお手続きをすることは大きな負担がかかります。
専門家の社会保険労務士にどうぞご相談ください。